先日の熊本地震以来、ふつうの暮らしというものが実はとても脆くこわれやすいものだということを感じ、少し暗い気分が続いている。気の毒という言葉では片付けられない。
一瞬にして失う日常、命の儚さ。こんなに情報化社会が進んでいるというのに、こんなにものが溢れているというのに。届けたいところに届かないもどかしさ。
きのうは気温もそこそこでいい具合だったから、自転車で近所をうろうろしてみた。
NHKの京都版ニュースで「本満寺」の牡丹の花が見頃、っていうのを見たからまずはそこを目指す。本満寺へは行ったことがない。
そういえば「幸神社(さいのかみのやしろ)」のお猿さんも見ていなかったわ。と思い出して立ち寄る。ちょうど通り道でもある。
神社の東北隅に北東を向いて御幣を担ぐ木造のお猿さんがいる。暗くてよく見えないけど。
御所の北東角、猿ヶ辻にもおなじくお猿さんがいる。こちらは帰り道に立ち止まった。
今年は申年でもあるから前から見に行こうと思ってたところ。
夜に抜け出すらしいから金網で閉じ込められている。こっちはもっと暗いわ。
寺町通りを走っていると大きなお寺がたくさん並んでいた。知ってはいたけど。
その中の一つ。阿弥陀寺。表の石碑にひかれて入ってみた。
門を入ったところに青もみじ。緑が目にしみる。
信長の墓はあちこちにあるのだな…と思いながら奧の墓所まで参る。
森蘭丸はウエンツが演じてたな…いつの話や(^_^;)
小学生の頃ピアノ教室に通ってた。先生が車で迎えに来てくれたのだが、その教室というか先生の家がこの近くだった。あまりにも昔すぎておぼろげな記憶を辿りながらその家をさがしてみた。マンションなどが建って景色が変わってる。
それでもたぶん…と探し当てることができた。ほとんど変わらぬ佇まいの古い木造の家があった。奥に広い庭があったからけっこう敷地は広かったと思われる。
表札の名前は違っていたけどたぶんこの家に違いないだろう。まだあったか…とちょっと満足してUターンをした。
ピアノ教室の記憶とかだいぶ前に書いたことがあったな。たしか。