週末土曜日。京都の桜もいよいよ終盤に差し掛かり、御室仁和寺が見頃かと思われるが、敢えて御室まで行かずに妙心寺で嵐電北野線を降りた。
妙心寺はさほど遠い場所ではないが、今まで入った記憶がないのだ。
北野白梅町から嵐電に乗ってみたが、すぐだったので交通手段をミスった気がする。
臨済宗大本山妙心寺の山内はとても広くて、石畳を歩くとたくさんの塔頭がある。その数、四十六もの寺院があるようだ。門前を拝見しただけでも手入れが行き届いているのがわかる。
その中のひとつ「退蔵院」の庭園が特にきれいだと聞いた。紅しだれ桜も見頃らしい。
方丈(本堂)
狩野元信が作庭した枯山水庭園。元信の庭。
余香苑。昭和の名庭。
中心に大きなしだれ桜がある。
紅しだれ桜を挟んで「陰陽の庭」。敷砂の色が異なる。
ひょうたん池の周りには、山吹も咲いていた。
四季を通して彩りが美しい庭園。
京都にはまだまだ未踏の美しい場所がある。行けるときに行ける場所へ。行きたいと思える場所へ行ってみようか。