名前を聞いて「なんじゃ?」と思った。
本当にそういう名前の木があるらしい。
どうも気になって仕方がないので、ちょっと見に行くことにした。
たしか秋にコスモスを見に行ったあのあたり…のはず。
車もほとんど通らない道。だれ一人として眺めている人などいなかったが、
わたしの好奇心はとりあえず満たされた。
白い花がまるで雪が積もったように見える。
本名ヒトツバタゴ。日本において希少種のようだ。
このあたりは空気が違うな。とても気持ちいい。
きのう、押入れの中で同窓会の名簿を探していたら、
名簿は見当らなかったかわりに、ノートの切れ端が何枚か出てきた。
それは、わたしが気まぐれに書いていた日記の切れ端だった。2002年とかの。
捨てようと思ったけど捨てられなかったものだろう。
読んでみたら、自分のスタンスが今とあんまり変わっていないのでおどろいた。
錯覚のような恋をしていたり、不安定なくらしの行方を心配していたり。
祈りの言葉が多く綴られていた。
自分が選んだ生き方だけど、いつの時代もわたしのくらしは不安定だったりする(^_^;)
「よくがんばりました」と自分を褒めてから破って捨てた。
今の自分も未来の自分に褒めてもらえるだろうか…と思った。