あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

報土寺

非公開文化財の特別公開。拝観料がどこも均一で大人800円。今の時期、あちらこちらで催されている。

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今回、テレビでも何度か取り上げられていたのもあって是非行ってみたかったのが、西陣にある「報土寺」だ。国立博物館に寄託されていた「阿弥陀如来立像」が里帰りした。水上勉の小説『五番町夕霧楼』にもこの寺は登場するらしい。

そう、西陣が盛んだった頃、旦那たちが遊んだ遊郭が五番町にあった。その一角にこの寺がある。かつては、亡くなっても引き取り手のない遊女の仮通夜を引き受け「投げ込み寺」とも呼ばれたという。

学芸員?さんの説明も聞けて、至極満足な拝観だった。

(今日また前を通っておもての写真を撮ってきた)

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数年前に書いた記事。遊女の気持ちがわかる気がして胸が熱くなる。

「気がする」だけで、本当はちっともわかっていないかもしれないが。

なぜか涙が出てきてしまう。

わたしにとって待つことはそれほど苦にはならない。「会えない時間が愛育てるのさ」という幻想を信じてる。

maako5458.hatenablog.com

 

今日は神泉苑の大念佛狂言をひと演目だけ観てきた。「酒蔵金蔵」なかなかユーモラスで面白かった。酒と金という人間にとって抗いがたい欲を描いている。見つかって両腕を棒にくくりつけられても…。

次の演目が「土蜘蛛」で、続いて観たかったのだけど立ち見の人たくさんいたので席を譲って帰ってきた。

ななめ前のおじさんは始まってすぐに寝た。寝るのやったらだれかに席を譲ってあげて…と思った。

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この連休は天候に恵まれてよかった。洗濯物も乾いたし、アクティブに動くことができた。今日、三条京阪爆破予告があって電車が止まってるって聞いたけど、何なんやろうな? 観光客もいっぱい入ってるし、大騒ぎになってたみたい。迷惑千万。

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文化の日

昨日アップできなかったのでもう翌日になった。

去年、文化の日に何を書いてたか振り返ってみようと思ったけれど、残念ながら何も書いていなかった。ま、いいけど。文化の日というのはいつまでも11月3日のままなのがうれしい。

晴れの特異日と言われるだけあって晴天。久しぶりの休日晴天である。

まずは髪を切りに行った。3センチほどって言うてんのにこれ何センチ切った?5センチは切ってる。髪の毛なくなった。これもいつのことやけど。めちゃ短いわ。首がスースーする。

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そのあと、まちかどスタンプラリーの続き。このあいだ入れなかった「聖アグネス教会」に行く。信者さんとか女子学生さんじゃないと入る機会はない。

子どもの頃からずっと見慣れ親しんできた、あのレンガ造りの内部はどうなっているんだろうか、母はこの女学校の出身だから教会にはよく行ってたのだろうか、と思うと余計に興味津々。堂々と入ることができる絶好の機会だ。

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木の匂いとかすかな黴の匂いと飾られているユリの香り。

静けさの中に漂っている厳かな雰囲気、歴史を感じられる教会だった。

 

スタンプは3個必要なので、もうひとつは「京都府公館」。

近くにあっても存在すら知らない場所がたくさんある。

庭園には茶室もあって錦鯉が優雅に泳いでいた。

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これでひとまずこのスタンプラリーは終了。素敵な記念品が当たるのかどうかは…たぶん無理でしょうな。

 

ついでに夕方近く買い物ついでに自転車で、下京区にある「天道神社」の例大祭の神輿見物をした。かつて息子たちもバイト参加させてもらった祭である。氏子でもないけど…。

いい衣裳着せて貰って喜んでた。わら草履の役じゃなくてよかったって。

けっこうな距離を歩くのでまちがいなく足が痛くなる。

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神輿渡御って熱気ってすごいな。うかうか写真撮ってたら飛ばされそうで危ないわ。

これで京都の秋祭りもほぼ終了かもしれん。

万が一のために、こういうものも準備しておく必要がある。心強いAED

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以上文化の日の報告でした。たくさん写真並べてしまったけど、なんだかパッとせずで…。

 

 

晴れた日の午後のこと

雨の日曜日。雨脚ががぜん強くなってきた。髪の毛を切りに行こうと思って出てきたが、意外と混んでたのでやめようかと思ってる。

夜間、土日と無人の実家。台所がネズミに荒らされてた。こちらも常に警戒しているから何も食べるものは放置していないというのに…。シンクの排水、ゴムパッキン?が囓られて三角形のやつが何ヶ所もなくなってた。流し菊割れフタってやつ。ゴムはあかんね、ひもじいネズミがたべるみたい。イヤになるよ、古い家は。

 

先週、最後の晴天の日、ちょっと御所まで行ってみた。

なんかこんな催しやってるみたいだ。府庁界隈。

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平安女学院の歴史あるレンガの教会内部を公開していたが、時間があまりないので寄れなかった。そう言いながら御所の中をぶらぶらしてたけど。

スタンプはとりあえず「宗像神社」だけ。

京都御苑内にある宗像神社には猫がたくさん住んでた。人慣れ、撮影慣れしているようだった。なかなかきれいな毛並みの猫さん。

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先の台風の爪痕も残ってて、小径が通行止めになっていた。

グラウンドよこの大木が倒れたようだ。

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久しぶりの青空で気持ちのいい散歩となった。 

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今年も、もうすぐ紅葉の季節がやってくる。それでなくても人が多い京都なのにまた一層混雑するんだろうな。金魚のイベント始まった二条城では夕方に行列ができている。

観光客が増えても、うちの商売が儲かるわけではないからなあ。

民泊に鞍替えするか…うそだけど。

 

こころが荒んでる

近くに美容室(ヘアサロン)がオープンした。オーナーさんも女性だし料金もリーズナブルだし、一度カットに行ってみたいなっておもう。そろそろ伸びてきて重くなってきた頃でもある。

 

しかし問題は今通ってる美容室もまた近くにあって、お客さんでもあるから髪を切ると目立ってしまう。それがなんとも悩ましい。

前回カットに行った時、2時間くらいかかってしまった。他にお客さんがいたわけではない。美容師さんの半世紀の人生を聞かされてたからである。決して話題をふったわけではないし、その人の来し方に興味があるわけではない。正直…わたしにとってはどうでもいいこと。そういうのを思うとなおさら別のお店に行きたくなる。こんなオバサンでもなんとかかわいくしてもらえそうで…(^_^;) 妄想。

 

先週、今年最後の歯科検診、久しぶりに北へ。賀茂川を渡った。前に住んでいた家の横を通る。住人の気配はなく、まるで時が止まったように変化がない。ボロい家が尚一層ボロくなった。うれしいようなさみしいような…。

チャリ徘徊のじいさんが相変わらず徘徊していた。まじか?数ヶ月前はフラフラで道の真ん中で転倒していたというのに、復帰したのかも。

 

先日の台風はわたしの認識以上に被害が出ていたようだ。大きな木があちこちで倒れたし、お寺や神社にも被害が多かった模様。そう思うと実家に被害がなかったのは救われた気がする。今、もし壁とか屋根とかやられたら修繕費も捻出出来ないのは明白である。

 

つまんないことしか頭に浮かばない。

そういや、ついに、朝ドラ見るのをやめてしまった。あまりにもつまらない。笑顔を忘れず生きるのもそれはいいことだろうけど、脳天気なのは好きではない。ヒロインもMくんもパッとしない。関西弁も下手。

これで土曜日もゆっくり寝られるわ…と、安堵感すらあるのはなぜだろうね。

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仲見世商店街の家賃の値上げの話を聞いて思ったこと。

近くの商店街がいよいよシャッター商店街になってしまった。

耐震工事をするとか建て直しするとかややこしい。いずれにしても更新時の家賃値上げは避けられないようだ。

この一番北にあった団地は解体されて更地になった。今後、大型書店がはいるとかスタバもできるとか噂には聞いているけど、実際はどうなるのかよくわからない。

それほど人通りがあるとも思えないけれどな。

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中秋すぎて

つまらないことを書いては放置して、結局削除してしまう。

つまらないことは時間が経つと余計に劣化してしまう気もして。

これも放置のあとの手直しで今日こそアップするつもり。

 

中秋。お天気に恵まれて月がきれいに見えた。

コンデジ手持ちではこの程度…(^_^;)

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ネット見てるとあっちこっちに月の写真アップされてて、時代変わっても月を愛でる心に変わりはないんだなあって、うれしくなった。

月にウサギがいないことがわかっても、月の光には癒やされるし、何かを祈りたくなるパワーがあるとおもう。

 

それに3日遅れて、昨夜、神泉苑では観月祭が催された。

橋の上が人だらけ。

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残念ながら月が出てこなかったから写真もないわけだけど、もうあと1時間くらい待てば見えたらしい。このごろは、長い時間ずっと立ってるのつらいから無理。

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船上茶席があったようで普段は泊まったままの龍頭船が池を廻遊していた。

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普段は立ち入りできない庭園の公開もあって、池の回りをぐるりと歩くことができた。

ただ、暗いので何の木があるのか何の花が咲いているのか不明。虫の声だけはにぎやかだったけど。

 

今日は寒露。秋も深まりを見せる時季になったが、またしても気温がグンと上がっている。1日の気温差が大きいのは要注意。体調崩す人も多い。わたしもその一人である。

なんだか毎日気分悪くて気が滅入る。わたしに関しては気温の変化はあんまり関係ないのかもしれない。どっちかいうとストレスが原因かもな…。

なんだかなあ、オットもくどくなってどんどん年寄りっぽくなるし(年だから仕方ない)、チョウナンの仕事もブラックすぎるかもしれんし(まだ一度も給料もらってないのに辞めるわけにはいかないでしょ)、自営業はヒマすぎてやばいし…。

なにより体調悪いからポジティブな思考が生まれてこない。

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二条城の堀はたびたび藻の駆除にボートを浮かべて吸い取り作業が行われている。

京都市の奮闘努力は認めるけれど、一向にきれいにはならない。繁殖のパワーに勝てないよう。

読書の秋と近況とか。

今週のお題「読書の秋」

哲学の道を舞台にした小説があることを地元紙で知ったのはついこのあいだ。法然院を訪れた数日後のことだった。

小松左京の短編に『哲学者の小径』というのがある。主人公は学生時代の著者という私小説的な作品であるらしい。

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あらすじは新聞に載っていたけれども、読んでみたくて図書館で借りてきた本がこの本である。他の作者の作品もたくさん入っていて、分厚くて二段組み、読み応えのありそうな本。活字たっぷりである。

ただ、奇想天外、時空の歪み連続のSF小説ばっかりだったらどうしよう…という不安はちょっとある。あっ、もしかしてそういう本なの?

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さて、週末のこと。息子たちの帰省で疲れた。ふだんは居ない人がたまに家に居ると気を遣ってしまう。そんな必要はないんだけれど…。このごろいろいろと問題があって、胃が痛むことが多い。

 

「街の中でも彼岸花は咲いているのだろうか?」と気になって、ちょっとうろうろしてみた日曜。

神泉苑

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堀川沿い。

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彼岸花って撮るのむずかしい。ピント合わへん。

 

晩ごはんがめんどくさくて、かといって外に出るのもいやだったのでピザとか。

頼んでないサイドメニューついてきた(^o^)

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 お題以外にもいらんこと書いてしまったけど…OK?

おじいちゃん、おばあちゃんのこと。

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

台風も無事に通過し、こちらでは大きな被害は出なかった。気になってた表の引き戸が壊れることもなかった。でもこれは近いうちに壊れる気がする。言っておくが、うちの戸は簡単に破れる。鍵なんて飾りみたいなものだ。階段で足を滑らせたらそのまま板塀を突き破って、マンガのように外まで飛び出すだろう。

あんまり家のことディスるとオットに𠮟られるからやめとく。

 

さて、わたしのおじいちゃんはもうずいぶんと前に亡くなった。明治生まれだから仕方ないこと。わたしもすっかり老けたのだから。 

前にも書いたことだけど、うちの家族はみんな虎ファンだった。でもわたしはそんなに夢中にもなれなかったし、どっちかいうと中立派、無所属。好きになった男子がジャイアンツだったりスワローズだったりしたから、その都度どこのファンにもなれた。

ただ、おじいちゃんだけは一本筋が通ってて、あの頃から赤ヘル軍団、カープファンだったのだ。広島とは何の縁もないけれど。

だいたい、みんなと同じことをするのが大嫌いな人だった。偏屈だったのかな。

婿養子だった父とはしょっちゅう喧嘩していて、その都度母が仲裁に入った。

たぶん母にとっては辛い現実だったのだろうが、子どもだったわたしはなんかその喧嘩がおもしろくって仕方なかった。レベルの違いが歴然だったから。おじいちゃんの名言「酒は飲んでも飲まれるな」ってのを今でも覚えてる。そう、飲まれちゃいかんよ。

 

おばあちゃんのことも書かんとあかんの?

おばあちゃんも当然いまはもういない。後妻さんで誰とも血が繋がっていなかった。

そのおばあちゃんのことも父はよく悪く言ってたけど、わたしは好きだった。膝の上で甘えられる人は唯一おばあちゃんだけだったから。

子どもの頃は(今と違って)家業がとても忙しくて、大人はだれもかまってくれない。ちょっと除け者っぽいおばあちゃんだけがやさしかった記憶がある。だからおばあちゃんが亡くなったときは、とてもさみしかった。ちょっと認知症のはじまってたおじいちゃんはボンヤリしてた。他の家族はなんか淡々としてて「いややな…」って思えた。

 

遙か遠くなってしまった昔の記憶。今はこう思うけど、その当時はまた違ってたのかもしれない。 

今日は萩の花を見に行ってみた。こぼれるように咲くのは、まだもうちょっと先かな。

「梨木神社」

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「常林寺」

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通り抜けた京都御苑、どんぐりいっぱい落ちてた。

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