非公開文化財の特別公開。拝観料がどこも均一で大人800円。今の時期、あちらこちらで催されている。
今回、テレビでも何度か取り上げられていたのもあって是非行ってみたかったのが、西陣にある「報土寺」だ。国立博物館に寄託されていた「阿弥陀如来立像」が里帰りした。水上勉の小説『五番町夕霧楼』にもこの寺は登場するらしい。
そう、西陣が盛んだった頃、旦那たちが遊んだ遊郭が五番町にあった。その一角にこの寺がある。かつては、亡くなっても引き取り手のない遊女の仮通夜を引き受け「投げ込み寺」とも呼ばれたという。
学芸員?さんの説明も聞けて、至極満足な拝観だった。
(今日また前を通っておもての写真を撮ってきた)
数年前に書いた記事。遊女の気持ちがわかる気がして胸が熱くなる。
「気がする」だけで、本当はちっともわかっていないかもしれないが。
なぜか涙が出てきてしまう。
わたしにとって待つことはそれほど苦にはならない。「会えない時間が愛育てるのさ」という幻想を信じてる。
今日は神泉苑の大念佛狂言をひと演目だけ観てきた。「酒蔵金蔵」なかなかユーモラスで面白かった。酒と金という人間にとって抗いがたい欲を描いている。見つかって両腕を棒にくくりつけられても…。
次の演目が「土蜘蛛」で、続いて観たかったのだけど立ち見の人たくさんいたので席を譲って帰ってきた。
ななめ前のおじさんは始まってすぐに寝た。寝るのやったらだれかに席を譲ってあげて…と思った。
この連休は天候に恵まれてよかった。洗濯物も乾いたし、アクティブに動くことができた。今日、三条京阪で爆破予告があって電車が止まってるって聞いたけど、何なんやろうな? 観光客もいっぱい入ってるし、大騒ぎになってたみたい。迷惑千万。