あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

久しぶりの巡行

それにしてもすごい雨が降った。古い家に住んでると雨の音もさることながら、雨漏りの心配とか屋根瓦の心配とかその他いろいろ不安になる。なんとか持ちこたえたが、こんなのがちょこちょこ来るとかすればかなりやばい。梅雨はもうとっくに明けてるはずじゃないのか。なのに梅雨前線?梅雨末期のような雨?


梅雨なのに雨が降らずに明けてしまったといえば、水不足から旱魃がおこって農作物に悪い影響を与えるのも事実。かといって人間が避難しなければならないような大雨も問題。最近の気候は極端化する一方だ。

 

3連休はこれといったこともなく、ただ3年ぶりの山鉾巡行だけは近くまで見物に行った。距離的に近いのは新町の御池。巡行の終点ともいえる場所。最後の辻回しをして山鉾が帰って行くところ。

今年は特に見物の人が多くてまだ半時間くらいはあるのに、新町の御池はすごい人だった。木陰で人が比較的少ない場所へ移動する。ちょうど有料観覧席の始まる地点。有料席は車道に作られているから日も当たり暑そうだが、ほぼ満席だった。今年はさすがによく売れたんやな。

 

先頭の長刀鉾、つづく孟宗山、保昌山、郭巨山などをみて(朝のテレビでも見てたやんな…と思いながら)、鉾の流れが新町で止まるから烏丸までまた歩く。函谷鉾を見物した後は地下にもぐってさっさと帰った。地下鉄は涼しい。

テレビでも十分楽しめるところだが、リアルでの見物はやはり迫力がある。祭りの空気感が伝わる。蝉しぐれの中、遠くに鉾のてっぺんが見えてからだんだんと近づいてくるのを待っているとなんだかワクワクするのだ。鉾の大きさと色合いの鮮やかさ。お囃子の音が降ってくる感じ。

こういう大きな祭りを維持継承していくのはどれほど大変なことだろうか。町衆の心意気、大したもんだなあ。毎年感心しきり。町内の地蔵盆でさえも大変やのにな…。

愚痴になってしまうが、実家の町内会では地蔵盆もだんだん省略されて古いお道具は処分されてしまう。住人がほぼ外から入ってきた人たちに入れ替わってしまったから仕方ないことかもしれない。大正何年とか書いてある木箱に入った仏具や飾りがあったとしても飾り方もわからないから捨てられてしまう。「使わないものは今後も処分します」ということ。なんだか悲しいなっておもう。かといって口出し出来ひんけど。

どこでもこんなもんかもしれん。

古い写真が出てきた。この粉洗剤の御供が時代を語る。

 

このごろはあまり写真がない。土日の縛りが解けないから自由な外出ができひん。

オットは元気で留守なのが一番いい。