とうとうここも更地になった。まあまあメジャーな交差点の角地。
外の囲いがなくなったらとても広い土地になっていた。少しずつ土地が買い占められていったのかな。最後までねばってたヒトも諦めたんだろうか。奥の方に建っていた苦手なじいさんの家もなくなってた。森ビルの会長とは友達だと豪語してたな。もう亡くなったのかも。
子どもの頃は、ちょっと探検したくなるような場所だった。どこに続くかわからない抜け道。住人以外は立ち入り禁止っぽい気もした。かくれんぼしたら誰かひとりくらい神隠しに合いそうな…そんな場所。この辺りにはそういう感じの場所がいくつかあったし、まだ残っているところもある。
昔の景色はだんだんと忘れ去られる。そしてそこに暮らしていた人たちの営みも忘却の彼方。
子どもの頃、御所へセミ取りに行った帰り道のこと。そしてこの交差点で右と左に別れてそれっきりになってしまった友人。わたしにもいろいろな思い出がある場所ではある。けど、何十年も経てば変わって当たり前といえば当たり前か。
近頃、市内の開発スピードがすごい。どこまでホテルが建てば終わるのだろうかと思う。
この夏にはまだあった家も。
今はもう
この連休は息子たちがまた帰ってきてたから家事も多くて、おまけに金欠(いつもそうだけど)だから地味に暮らす。
図書館から出たらどしゃ降りで雨やどり。傘持ってないし。チャリだし。
なんかパッとしないな、色々と。