豪雨被害のニュースに言葉をなくしているうちに七夕も過ぎにけり。
街には祇園囃子が流れる頃となった。いまだ梅雨は明けていないものの、先日の朝、市バスを降りて商店街を歩いていると、ふと蝉の鳴き声が聞こえた。夏も近いと思われる。京都の人は「宵山にどしゃ降り降って梅雨が明けるというのが常である」と口にする。そう信じている人が未だに多い。たしかに宵山の頃、必ずと言っていいほど雷雨がやってくる。山鉾はビニールで覆い隠され、浴衣姿のおねえさん達が逃げまどう。
とりあえず地下に逃げよか?
わたしもずっと昔、高い蛇の目傘(雨傘)を買って宵山に行った時、一晩で傘が使い物にならなくなった。あれって実用的じゃないわ…。
さて、興味のない人にとってはどうでもいい話であるが、『有頂天家族2』のアニメが終了して、もう一度原作を確認したくなり文庫を買った。前に図書館の本を借りて読むには読んだのだが、前作と比べてもう一つな気がして、筋もよくわからなかったかんじで。
ここに来てもう一度読み返したところ、なんとも読書が楽しくて『二代目の帰朝』がよく理解できた。ファンタジーっぽいのはアニメで見るというのもひとつの楽しみ方なんだとおもう。想像力の乏しさを助けるという点において。
いや、楽しかったわ。狸なんだけど人間味みたいなものも伝わってくる。
長男にも「読んでみる?」と勧めたが、彼は父親に似て活字嫌いのテレビっ子だから、この530ページもある本はダメかもしれん。
夕立が降る前に買い物に行ってきた。
三条通りにはめずらしいレトロな建物がたくさんあるね。
京都サクラビル
家邊徳時計店
中京郵便局
まだまだありそうやけども、八百一本館へ。
お祭り仕様の飾り付けが始まってる。
おまけ。
カニの足がちゃんと動いてたわ。