土砂災害のニュースを見てるととても悲しくなる。そして虚しくなる。人間なんて自然相手ではまるでちっぽけな存在。あれこれと偉い先生が講釈たれたところで、もう元には戻らない。人間に対する警告とか神の意志とか…そんなことはわたしにはわからない。
でもとにかく怖かっただろうなと思う。真夜中の大雨はそれだけで怖い。雷や雨の音で眠れないことはたまにある。でもそれがいつまでもずうっと続くことは今まで経験したことはない。
そんなときに避難するように言われても、真っ暗な道をそれも川のように水が流れる道を歩いて行けるだろうか。さあ、逃げるよって車を出すことができるだろうか。
今回、自分の住んでいる場所でもないけれど何か他人事のように思えないのはなぜだろうか。
ここ数日、ピリピリしてよく眠れない夜が続く。たぶんそれはステロイドの副作用であるようにも思う。夜によく眠れないからといって昼寝ができるわけでもない。昼も眠れない。横になったらすぐにいびきをかいて眠れるような夫がうらやましい。
ホントに彼は長生きすると思う。「いやわからんで…」とか本人は謙遜しているけど、わたしにはわかる。お気楽なんだから。
それはそうと、ずいぶん前からトイレの水洗タンクのレバーの具合がわるかったのだが、とうとうほとんど回らなくなった。回ったとしてもチョロチョロしか水が流れない。クソーッ、老朽化がはなはだしい。このボロ家。
大家に言ったところで直してくれるとも思えないし、困ったなあと思った。
夜遅く帰ってきた息子Aと相談して、とりあえず何とか水が流れるようにしたいことを伝えた。できないか…どうしてもムリやったらフタを開けて鎖を引っぱって流すしかないか…。
どっちにしても夜はなかなか眠れなかったから、外に出てみたり、トイレで奮闘する息子を励ましたりして。
朝起きて見たら、レバーが変ってて水が流れるようになってた。グラグラ感はあったけどとにかくこれで大の方も流れるようになった。応急処置としては完璧だった。
夫よりもよっぽど間に合う長男を褒めてやりたいと思った。
ただレバーはお魚(ルアー)なんだけどさ。
(手前味噌なネタで、ただの自慢だと思う人は思ってくれていい)
レバーの部品って売ってるのかなあ?めちゃ古い水洗タンクだけど。