(追記:日付の編集をしたらせっかく頂いた☆が消えました。申し訳ありません)
毎日ひどい暑さが続いている。いつものお盆の時期もこれほど暑かっただろうか?
朝起きて今日が16日であることに気がついた。そうそう、今日は送り火の日だ。ここ数年、大文字山の麓にいって護摩木を奉納している。今年もひとっ走り行ってこよう。
テレビの取材中?
護摩木と割り木の2種類があるが、ここはやっぱり太い割り木でしょ。
送り火はご先祖様を送る行事であるから、戒名とか俗名とかを本来は書くらしいのだけど、ゴメンして「家内安全」って。1年1度の送り火だから、それも1番メジャーな大文字だから、細字のサインペンを借りてあれもこれも書きたいところだけど、やめておいた。チマチマと書くものじゃない。
たった1本の割り木だけど、これがあの炎の中の一つになると思うとなんかうれしくって、やみつきになる。ヘンかな?
帰りは哲学の径を少し歩いて、ささやかな哲学に浸った。
それにしては少々暑すぎたけど。
暑いからこれにて帰ろうと思ったけど、下鴨神社を越えたあたりで「古本まつりは今日まで」という言葉が頭の中でこだまするから、Uターンすることになった。
ここ数年は立ち寄っていなかった「古本まつり」。『有頂天家族』で思い出したせいでもある。しばらく、うろうろして文庫本を3冊200円で買ってきた。それほど古本でもなかったけど、せっかく来たんだから何か1冊でも手に入れなくちゃもったいない気もして。
「古本まつり」といえば、かつて内職で古書目録の入力作業をしたことがあって、短冊のような細い紙に1冊ずつ内容が書いてあるのを数百枚(それもけっこう急ぎで)テキスト入力した。手書き原稿で読めない漢字もあって、大変だったのを思い出した。でもすごく妖しげなタイトルで興味をそそられるのや、誰が買うのかねって思うような高い値段のついた古い全集なんかがあったりして、けっこう楽しかった。仕事が遅くって嫌がられたりしたけど。
あんな仕事が無くなったのは、助かった反面、ちょっと惜しい気もする。
今年も送り火はきれいに燃えました。お疲れさまでした。