11月に入って急に寒くなった。
そして、また、仕事もヒマになった。廃業するという得意先も出ている。
わたしは、とくに商売のことに関しては、のほほんとしているが、
これは、けっこう深刻な事態でもある。
儲けの出ない事業ならやめた方が本当はいいのか?
そうしたら、ダンナも自分もほかの仕事ができるのか?
この歳で、この不景気の世の中で…。
迷宮に迷い込んでしまうのがオチなので、ついわたしは逃げてしまう。
熟考しているというわりには、ダンナの話に現実味が乏しくて
いつもわたしは納得がいかない。夢物語か?はたまた寝言か?
自分勝手な浪費をするくせに、わずかな出費がもったいないとか言う。
筋が通ってへん。
「アレをがまんさえしてくれれば、コレくらいなんでもないやん」
って、のど元まで出てくるけど、グッと飲み込んでいる。
無駄な抵抗をしたところで、彼の理論を正当化された挙句に、
「そしたら、これからどうしたらいいと思ってんの?」「言ってみ」とか言われて、
キレられるのがオチだから。
自分の弱点をつかれるとキレる人は多い。それを逆ギレという…(^_^;)
まあ、こんな精神衛生上よくないことをぐだぐだ言ってても仕方ない。
話は変わって、秋祭の季節。
明日、市内の神社で行われる例大祭のお手伝いに下の息子たちが行くことになった。
簡単に言えば、行列のアルバイト。
小さい神社なのだが、見てビックリ、なかなか盛大なお祭りだ。
宮司さんに、[白い下着の上下]と[白足袋]を用意して下さいと言われたが、
全部ないんですけど…。
古いタンスをあちこちさがして、男物の足袋をなんとか2足キープした。
漂白剤に丸1日浸けたら、少しは白くなった(^_^;) 使える。
あとは白の下着か…。今どき白のパンツなんて、はかないよね。
こうなったら仕方ない。
新しい白のパッチ(わかりますか?)が何枚か出てきたので、
チョッキン!と切って裾を縫う。半日かかってパッチの裾縫い2枚。
なんで白のパンツが必要なのかわからないけど、とりあえずこれにて代用してもらうことにした。上の白は、首の伸びたTシャツでもいいでしょ?
数年前に参加した長男が言うには、役割によって差異があるらしい。
「薄くて寒い衣裳」と「上質な装束」とでは格段の差がある。
できることなら、白いパンツなど必要のない貴族役でお願いしたいと思っているのだけど。
天候と体調がよければ、ぜひ見物に行きたいと思う。