金曜日からの3連休。今日は何曜日だったか?と考えながら、昨日は雨の心配がなさそうだったので外に出ることにした。
実にめんどくさいが昼食の支度があるから、午後からしか出られない。
毎朝、新聞に載ってる占い(ほぼ当たらないと思ってるが)では吉方角が南東だったから、その方向で考えて山科、伏見、いや遠いなぁ。結局、東山七条辺?
そっち方面はよく知ってると思われがちだが、実は疎いのだ。京阪の七条から地上に出て七条通りを東に歩く。考えてみれば、この道はあまり歩かなかった。
そういえば昔、ここにめずらしい名物があると聞いたことがある。
ぞうすいなのに高級品? 訪れたことはないけど。今でもあるんやな。
かつて京都にも大仏があったと言われる方広寺。
ここには家康の怒りをかった「国家安康」「君臣豊楽」の梵鐘がある。
近くに何やら「耳塚」という大きな塔の立つ塚らしきものを見つけたが、これはこわい。調べてみておどろいた。
正面通りというのは、大仏の正面に続く道?
豊國神社に隣接している、というか敷地内というか。
参拝しようと石段をのぼる。
そこには秀吉像が鎮座していて、うそやろ?って思うほど目が合う。来る人を観察しているようで。思わず「こんにちは」って言うてしもた。
秀吉に恐れ入ったが、
なんだかドキドキするなあ…。
そこは思ってたよりもはるかに大きなお堂(約120メートル)で、恐ろしいほどたくさんの仏像(合計1001体)が並んでいた。ありがたいという次元を超越している。
その空気に圧倒されて、わたしは息苦しくなった。
中程で庭に向けて出られる縁側あったから、一旦出て息継ぎをした。助かった。
障子越しに光が射し込むから、それと絶妙のスポット照明もあってよくお顔が見えた。
いやいや、参ったなあ。倒れそうやったし。
外に出てからまわりの庭園をゆっくりと歩いた。
せっかくだからと養源院を参拝した。くわしい説明を聞きながらの拝観。血天井はどこのお寺よりも大きい。伏見城の戦いで自害した兵士らを供養するために本堂の廊下の上に上げられた。
お天気が良かったからよく見ることができた。
久しぶりのささやかな寺社巡り。得られるものは大きかった。京都はまだまだ深いのである。知らないところも多い。