近頃、古い実家兼店舗の台所や庭先でネズミの姿をよく見かけるようになった。
もともと畳の上にフンが落ちていたりするから、夜間はネズミが家中を走り回ってるのだろうと思ってはいた。
台所で見かける奴はけっこう太ってて濃いめのねずみ色。少なくとも子ネズミじゃない。ここでは昼食しか食べないものの、どう考えても不衛生なのでなんとか対策はないものかと考えた。
わたしが子どもの頃、親世代はネズミ取りのカゴとか殺鼠剤とかをふつうに使っていたが、生け捕りして溺死させるとか薬で死んだネズミを見たりするのは絶対にイヤなので、何かないかと探してると「ネズミよけスプレー」ってのがドラッグストアで目に留まった。天然ハーブだから人間にはきっとやさしいだろう。
以前にも超音波を発するというヘンな機器やら木酢液のスプレーやらが家の中にはあったけど、あんまり効果が出なかった。
で、そのスプレーを撒いて様子をうかがっているところ、姿は見えないけどどうにもにおいが強くて臭い。今日みたいな湿度の高い日は余計に臭い。
基本、ミント系の香りであるけどやっぱり臭い。換気扇を止められない。
古い家屋は隙間だらけだから仕方ないとはいえども。どうしたものか。
猫を飼っていたら追いかけてくれるのかなあ…とか思いつつ。
話、変わって、
京都では町内会でお千度という行事が年に1度行われる(ところが多い)。
氏神様にお参りして、お祓いを受けた御神酒を皆で分かち合う。
昔は参拝にもたくさんの人が参加していたようだが、今では町会長とか三役とかが代表してお祓いを受けているようである。氏子(住人)がたくさんいる氏神(神社)は安泰であろうと思われる。大きな神社は守備範囲が広い。
お千度は、年に1度、新しい役員紹介と親睦を兼ねた宴会みたいなもの。
こういうわたしも実は参加したことがなくて(北区の町内ではなかったから)、今回初めて出席することになった。世帯1人は町費で賄われるが2人め以降は参加費が発生するのだけど。
町内のことはオットが何もかもやってくれるので、あんまりお付き合いもないから、それにまだ新参者だし、何を話したらいいのかわからんし…気が引けたけどとにかく終わった。長年京都にいながら、お千度ってのはああいう感じなのか…ってことがわかってよかった。この歳にして。
ちょっと聞いたところによると、高級料亭で開かれる町内もあるとか。
当然その分、町会費も高くなるだろうし、それって無駄と違うか?とわたしには思える。
「そうじゃないのよ、高級料亭を楽しみにされてる方々がたくさんいるのよ」って話?
役員さんは自費で下見にも行くらしいよ、無駄よねえ? やっぱり…。
実質的な運営を心掛けるべきだとおもうわ。それでなくても「町内会には入らないです」って人が増えてるということらしいから。
このごろ土日は疲れ気味でけっこう籠もってるから、あんまり書けてない。
急に気温が高くなったりすると、なんだか体調もパッとしない。
図書館で借りて今読んでる本は、ずいぶん昔に書かれた本ながら興味深い。
『怪談選集』岡本綺堂著。怪談の名手。予約が入ってるからあと2日で返却期限。