あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

バレンタインに始まりバレンタインに終る

今週のお題「バレンタインの思い出」
バレンタインなくしては私の恋は語れない。
菓子業界の戦略であろうとかまわない。
この日がなければ、きっと今まで誰にも告白なんてできなかっただろうから。
若かりし70年代、あの頃は純情な乙女が街に溢れていた。
(今でも純情な乙女は健在か? 
 獲物を狙う肉食獣のような女性が増えているように感じるのは私だけか?)

友だちと連れだってデパ地下やソニプラでチョコ選び。
ハート型のチョコに名前とかを書いてもらうサービスの所は特に人だかりだった。
純情な乙女は当然「本命チョコ」しか買わない。
たくさん買っているのは保険の外交のおばちゃんか飲み屋のママぐらいで。

本命の彼にちゃんとメッセージを添えて渡す。
それが、どんなに寒い日でも(バレンタインデーはいつも寒い)
あるときは公園で、またあるときは朝の交差点で彼を待った。
そのたびに新しい恋がはじまり、古い恋は終りを告げた。
私にとっては、一つの節目のようなものだ。
結果として人を傷つけたりしたこともあった。
でも、ときめかない恋にはチョコレートは必要ないと思っている。
だから義理チョコは私には存在しないのだ。

夫も思っているかも知れない。
「あの時、チョコレートを貰ったばっかりに…」なんて。
いや、案外そんなことはすっかり忘れている?