あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

節分の思い出

今日は節分だ。
節分といえば壬生寺や吉田神社が賑わう。
わたしは一度だけ壬生寺にお参りしたことがある。
(苦しいときしか寺社詣でをしない傾向がある)
壬生寺では参道のいたるところで素焼きの焙烙(お皿の大きいの)を売っている。
それに氏名年令などを書いて奉納すると厄払いが出来るそうな。
それらの焙烙は春の狂言で、バラバラと割られる。効果がありそうだ。

小さい頃、節分にはたくさんの豆を買って、母が家族の年の数だけ数えていた。
半紙に包んで、近くの地蔵尊にお供えをする。
そしてまた、それぞれ家族も自分の分を食べた。年の数プラス1。
おじいちゃんやおばあちゃんはたくさん食べられてうらやましい。
と思ったのは、きっと果てしなく古い記憶だろう。
わたしたち姉弟は家の中を走り回って豆を撒いた。
裏の雨戸もあけて庭にも、そして表にも。
節分の次の日は、あちこちの道に豆が落ちていた。

最後に豆撒きをしたのはいつだったか。
マンションやアパート暮しでは豆撒きもできない。
年の数の豆を食べることもしていないなぁ。食べたいという意見も出ないし。
一般家庭においては、伝統行事もだんだん省略されてきている。
豆撒きはしないが恵方巻は食べるというのが、最近の傾向のように感じる。
恵方巻って昔からあったっけ?

※氷点下に下がった昨夜、どれだけ寒いか外に出てみるという息子。
 「どうやった?メチャ寒い?」と聞くと
 「星がきれいやった」と答えた。
 そうか…さむい夜は空気が澄んで星がきれいなんや…。