あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

何のための仏事?

冠婚葬祭について、京都には色々なしきたりがあります。
時代とともに、アレンジも可となり堅苦しいものはだんだん敬遠される傾向にあります。
わたしなどはまだまだ若輩もので、よくわからない点が多いのですが、
年輩の方などきっちりとしきたりを遵守しようとされる方も多いです。

その中でも仏事に関しては、一度きりに終わらず
その先もいろいろな法要がまわってきます。
またお寺とのおつきあいも多様な行事があってけっこう大変です。
宗派によって差異はあると思いますが、「おめでたよりもずっと大変」とよく耳にします。

近々実家でも法要が予定されていますが、それが悩ましいのです。
何しろ頼りない者ばっかりで、それなのにちゃんとやろうとするのですから
無理が生じてきてしまいます。
日頃の仲の悪さが露呈する一つのきっかけともなります。
よその噂話は楽しい(失礼…)ですが、身内のこととなると火の粉がこちらにも飛んできたりします。

親戚に見栄をはったりせずに、自分らが出来るだけのことをしたらいいと思います。
何の為の法要なのでしょうか?
亡くなった方を供養し、また感謝の念を新たにする。
その為の法要だと思うのですが…。

仏事をきっかけに些細なことで仲違いをする身内を、亡くなった父母はよろこんでいるでしょうか?
そんなはずはないのです。何の為の仏事かとちょっと寂しくなってしまいます。
もう少し大人になりましょう。