あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

善峯寺

23日の祝日は暖かな日和で、時間もちょっと取れたので西山方面まで行ってみた。

11月23日は亡き父母の結婚記念日だったから感謝をこめて今宮神社に行こうか、とかこの冬も編み物をしたいからユザワヤに毛糸買いに行こうか、とか選択肢をいろいろ考えた結果、結局善峯寺へ行くことに決めた。今の車は愛想ない配達用の軽で、ナビもないからマジ不安。方向音痴のわたしがひとりでいくのは無理とちゃうか?とたぶん誰かに相談したらそう言われることだろう。

 

洛西ニュータウン長岡京市に住んでいた頃、何度も通った道であの辺までは楽勝である。ただその先はまったく不慣れな地域。地図を見てもストリートビューを見てもひたすら山の中の道を進まなければ到着しない気がした。目印もあんまりない。

本来は札所を巡るお遍路さんが黙々と歩いた道なのだろう。思いのほか急な坂道がつづいた。もちろん歩いている人もやはったけど…。険しい遍路道。すみませんが車で行きました。

最後の上りをグンと上がって駐車場に入れたとき心からホッとした。ささやかな達成感。

たくさんの車が来てた。走ってる途中は一台も前を走っていなかったのに。だれか誘導してくれたら助かったのに。

 

山門前が美しい。

 




山間部の紅葉の色付きは美しく、空気も澄んでとても気持ちのいい場所だった。

西国三十三所第二十番札所「京都西山 善峯寺」。観音堂をお参りしてお軸に御朱印をいただく。境内は大変広く、ゆっくり1周すると小一時間かかるようだ。

 

鐘楼堂からは市内が一望できる。遠く靄がかかって霞んでいるのもいいかんじ。もっと山の上があるようだが、そこまでは行けなかった。

 

弘法大師

 

徳川五代将軍綱吉公の生母である桂昌院とつながり深く、伽藍の復興および什物が多く寄進されたらしい。

他に日本一の松と呼ばれる「遊龍の松」は樹齢六百年以上とされ、現在全長37メートル。そばで工事中のためこれ以上は近づけず。

 

「おちないお守り」は阪神淡路大震災時、阪神高速道路高架でバスの前輪が落ちながらも奇跡的に宙づり状態で助かったその時の運転手が持っていたお守りがこちらのお守りだったということで評判になった。

 



問題は帰り道。一本道で来たはずやけど、途中で迷ってしまう。

この先「大山崎」とか表示が立ってて、あかんあかん…とUターンした。

京都市内へ向かうのに、大山崎まで行ってどうすんのやな。

そうこうするうちに、見覚えのある景色がみえてきてやっとこさ9号線に出られた。

でももう大丈夫や。次は問題ない。次また行くかどうかはわからんけど…。