今年も本日をもって前半終了で折り返しとなる。
6月30日は夏越の祓。神社にて茅の輪をくぐって息を吹きかけた人形(ひとかた)を納め厄払いをする。というのが京都では一般的。和菓子屋さんの店先には、三角形をした水無月がならぶ。
茅の輪くぐりは数日前に済ませたが、北から引っ越してからは大祓の神事を見物することもなくなった。今夜はどうやら雨降りもようか。
3ヶ月に一度の歯科検診のために北へ行くと、空の広さに気づく。夕焼け空も街中では見られなくなった。
今頃の季節は夜になるとカエルの合唱も聞こえるのだろうな。神社の小川には蛍も飛び交っているのだろうな。などと、未練たらしく思われることもある。思ったところで仕方ない。
いつもわたしはない物ねだりばかりしている。いくつになってもこの点は変わりない。近い将来、イヤなばあさんに成りはてるのだろう。
雨の日はきらいじゃない。少し気持ちが落ち着く気がして。
商店街を歩く。365日晴れの街というのがここのキャッチフレーズになっているらしい。
ちなみにこの店は休みの日にはいつも行列ができている。すごいよ。
半夏生が見える二条陣屋。忍者屋敷の造りだとか?地元だけどよく知らない。
今日もわたしはガラスに映るだれかの姿を探す。いつもガラスの向こう側。
実物とはずいぶん会っていない気がした。