大暑も過ぎて今日はもう祇園祭の還幸祭。毎日毎日、高温が続き、うっかり外に長居すると危険である。
7月17日の神幸祭で三基の御神輿が八坂さんから御旅所にやってくる。そして御神輿すなわち神様の宿泊所となるのが四条寺町にある御旅所である。ここ、普段は土産物店なんだとか。あまり意識しないから気づかない。
17日から24日の還幸祭までの間、その御旅所に詣でる風習がある。
もともとは花街の芸舞妓さんたちが御座敷終えた後に鴨川を渡って、「恋愛成就」の願掛けをしたことに始まったらしい。渡辺淳一の小説にもよく登場する「無言詣り」。毎晩通うというのが必須で、途中知り合いに会っても決して口をきいてはいけない。
夜中に目が覚めて、ふと、この事を思い出した。
そうか、これは効くかもしれんな…。叶った人の話も聞かぬが。
夜間のことゆえ、実際に詣でる姿を見たことはないし、わたし自身ももちろん経験ない。
鴨川を東から渡って来んとあかんのやったら、西に住んでる人は1度鴨川を向こうへ渡らんとあかんのやろかな?とかどうでもいいことをつらつらと夜中に考える。
(このところ夜間覚醒がよくあって、けっこうすっきりと目覚めることもある)
三基の御神輿が並ぶ姿は今まで何度も見たことあるはずなのだけど、あまりピンとこなくて、今一度見てこようと思った。たいしたことではない。阪急とか市バスとかで四条を少し東へ行けばいい。
なかなかの迫力。
八坂の神様たちが見下ろしている気がした。
見とれていないで手を合わせて写真撮って来た。
帰り道、新京極、寺町京極、錦商店街をぶらついて帰った。また午前中だったから、余裕で錦も歩けたし…。「鱧の落とし」とか「う巻き」とか、いつもの「生麩田楽」とか、お酒のあてみたいなのを買って帰る。先週末は息子たちが帰ってきてたんだけど、自分の食べたいものは自分で買ってこなくちゃ食卓に並ばない。
錦はたしかに美味しそうなものがたくさん並んでいる。それなりにお値段も高いけど。
錦天満宮
今夜は4年ぶりに御神輿が氏子地域を巡り三条会にある「又旅社」にも立ち寄る。
さして広くもない三条商店街の中を、あの大きな御神輿がどっと押し寄せるから、のんびり見物しようものなら、もみくちゃどころか押しつぶされそうになるのだ。
日曜日、なんか神事したはった。