あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

平安京

先日の町内会口座変更の際、窓口で「次に来られるとき、規約に設立年月日を入れて下さい」と言われた。

結果的にそれは郵便局に届出済みだったらしくて「わからない」でも通ったのだが、そんな年月日がわかるのかどうか、誰か知ってる人が町内にいるのか、数日間悩んでいた。

 

時間もあることだし、町内会というか○○町がいつの時代に出来たのかちょっと調べてみようと図書館に出向いた。中央図書館には京都の参考図書のコーナーがあって、調べたいことを申し出るとお手伝いをしてもらえるとか。たとえば、古い書物に町名が載っているかどうかとか。

「お時間を頂ければ、もう少し詳しい資料をお調べしてお返事します」とのことで、お願いしたところ、約1週間後、司書の方から電話がかかってきた。いろいろと出てきましたと。

 

週末、雨降りだったが、せっかく調べてもらったんだからともう一度図書館に行ってきた。資料は5冊ほど積んであってそれぞれに付箋が貼ってある。担当の方は不在だったけど、閲覧室に運んで読んでみたところ、平安京の地図などが載っていた。ほうほう…と興味深く読んで、何箇所かを手帳に写した。

平安時代神泉苑御池通よりも南に広がっていて、そして今の町名あたりには兼明親王の邸宅があったらしい。兼明親王というのは、これこれしかじかの人物で…。

まあ、町内会とはほど遠い過去の話。でもわたしにとっては新しい話であり面白かった。たぶんほとんどの人は知らないであろうこと。もちろん、町内の人にひけらかすつもりはない。

平安時代には上級貴族が住む大邸宅が建ち並んでいたらしいが、

現在、わたしは長屋住まいである。「テラスハウス」とか最近は言うらしいけど。

 

ちなみに郵便局に届け出されてた「設立年月日」は、予想以上に最近の昭和の日付だった。ちょっとがっかりやな。それって単に口座開設の日とちゃうの?まあええけど。