どういうわけかアパートの夢をよく見る。そのアパートというのは北に居たときに長く住んでいたところ。俗にいうハイツってのは、ポンポンとブロックを組み合わせるようにしてアッという間に建つらしい。
もう一つ前に住んだ場所が鉄筋3階建てマンションだったから、それと比べると確かにチャチな建物だった。いつかの台風19号では吹っ飛ぶんじゃないかとこわい思いをしたし、阪神淡路大震災でもよく揺れた。
でも当初は、まわり田んぼだらけで日当りもよい東南角の快適そうな部屋にワクワクしながら移り住んだものだった。
窓からは比叡山も大文字も舟山もみえた。今では信じられないけど…。
そこを出たのはもう10年以上も前のことなのに、夢の中ではまだそのアパートに住んでいたりする。窓から外を見ている。
最近は住人が減っていつも部屋があいているから、今度いくつかの部屋を「学研教室」にするらしいと知らないおじさんが言った。いまどきは民泊ってよく聞くけど塾はめずらしいですねってわたしはこたえる。
そんな夢を見た。
今ではまわりに田畑もほとんどなくなったし、きれいなマンションや一戸建てがたくさん建った。パッとしないただの中古アパートになってしまった。
でもわたしにとっては思い出つまった場所ではある。そして思い出はたびたび美化されるものである。
たとえ腹立たしいことや悲しいことがいっぱいあったとしても。
25日には家族で年に1度の教会へ。クリスマス礼拝に参加した。
ほんとはもっと行けばいいのかもしれないけど、わたしが教会に一人で行くことは「越権行為」であるような気もして…それに宗教の壁は厚いから。
なかなかむずかしいことである。自分でも何を信仰できるのかもうひとつわかっていない。
ただこの教会の牧師先生はなかなかステキな方である(^_^;)