2年ほど前に近くで火災があった。出火当時は無人だった飲食店。
夕方だったので向かいの家の人が煙に気づいて通報したようだった。しかし灯油ファンヒーターがあったらしく建物の中はほぼ焼けた。出火原因は仏壇の火の不始末。
消防車も入ってこられないほどの狭い道。その火事で隣接していた家が延焼と消防の消火活動のためにかなりの被害を被り、そのままでは住むことが出来ずにリフォームを余儀無くされた。
火災に関しては、火元に近隣住宅の延焼責任は負わなくてよい、というルールを初めてその時に知った。自分の家は自分の火災保険で守らなくてはならない。
たまに、自分の家は火災保険で建て直し、近所には何食わぬ顔で住み続けるという人がいるらしいが、ふつうは出て行くケースが多いと聞く。
火災の後、しばらく更地のままで売り出されることもなく維持されていたが、この度ふたたび持ち主が建物を建てることになったようだ。「店の営業とかゲストハウスとかいったことは考えていません」と持ち主は言っていたけれど、何やら企んでいるようで、業務用のでっかいダクトが屋根に取り付けられているのに気づいた。
隣家の憤慨はちょっとやそっとではおさまらない。まったくあの家主はタヌキである。
何よりもそれだけの財力があるというのが、たいしたもんなんだけどさ。
何屋ができるのかできてみなけりゃわからない。やったモン勝ち儲けたモン勝ちってところか。いやはや…。
頭丸めて小さくなって謝って回ってたあの姿は、近所の人たちみんな忘れてへんよ。
狭いココロでつまらないことを考える。
誰のためにもならないことをつらつらと自己満足的に書いているけど、ここもかつての知り合いさんたちのが次々と見られなくなってさびしいな。
琴線に触れるようなというと大げさだけど、何かが伝わってくる、その人ならでは…っていうそんなブログを読みたいなと思う。まだ出会っていないところにもそういうブログがたぶんあるんだろうね。
いつも通る道にも、いろいろな花が咲いていることに気づくこのごろ。
萩の季節か。
これは芙蓉。たぶん。
薄紫のじゅうたん。これはハイクで教えてもらったアゲラタム(郭公薊)らしい。
いつもバスの窓から見える大きな木がある。たくさんの花を付けている。
これって酔芙蓉なのかな?
写真撮っていたら、買い物帰りのおばあさんが言った。
「あれは木槿ですか? ちょっとカミ(北)の方では、この前、桜咲いてましたわ」
って。それで、カミの方まで行ってみたけどさすがに季節外れの桜は見当らなかった。