今日の雨はとにかくすごかった。どんだけ降るのかっておもうほど降った。
大文字の護摩木を奉納するために銀閣寺まで行こうと思っていたのに、とてもじゃないけど行けない。一瞬止んでもまたすぐに雨の音がしてくる。納涼古本まつりも今年は行けなかった。「京の七夕」の来場者激減もそうだったけど、あてが外れてしまって残念だった人も多い夏になった。どうしてこのお盆の時期に毎日天気が悪いのか?
(わたしはいいんだけど別に)
日付が変るまでに今日の記事を書いてしまおうとしている。
あんまりたいしたことは書けないと思う。
こんな荒天で五山の送り火はどうなることかと思っていたが、予定通り決行された。
めったに延期になったりしないみたいね。
でも今日の賀茂川(鴨川)はこわい程の水量だった。ゴーゴーうなる音もこわい。
橋が落ちたりしたら…と思うと人混みに足を踏み入れるのもすこし躊躇したけど、
そんなことはまずないわと決めてやっぱり近くの橋で大文字を拝む。
来年の8月16日にはここにいない可能性も高いので、そう思うとつい出てしまう。
(できたら来年もここにいたい)
不思議なことに数分間雨が止んでいた。
煙ってしまってよく見えないかと思っていたのに、ほとんどいつものように右大文字と舟形が暗闇に浮んだ。(大文字は舟と比べて距離がある)
音を立てて流れる濁流から霧が立ちのぼって、なんとも幻想的な光景だった。
今まで見たことのない送り火になった。
いいカメラほしいわあ…こんなのはめったに見られないのになあって思った。
送り火に携った人たちも今年は例年以上にたいへんなご苦労だったと思う。そんなことにも感謝しなくては。無事で何より。誰も川に落ちなくてよかった。
そんな当たり前のことを痛切に感じた次第。
京都に秋が一歩近づいた。