今年も螢の飛ぶ季節になった。家の前を流れる小さな水路にも飛んでいる。
その水も遡れば神社の小川から流れてきているから、きれいな水には違いない。
「捕ったらあかんで」って息子に言われてるから、見るだけにしている。(どっち親かわからんね)でも、つい手をのばしたくなって、ちょっと触ったら川に落ちて流されていった。ああ、やってしもたわ…。途中で飛び立ってくれることを祈る。
紫陽花の咲くこの季節はなんとなく切ない。なんでということはないけど、雨が降るからか?カエルの鳴き声が聞こえるからか?
数年間にブログを書き始めたのはこの季節だった。
わたしの中の乙女心がたまに目をさます。現実をしっかり見ようとしない自己中な乙女心だ。
でも3年前と比べて、自分の気持ちを持て余すようなことは少なくなった。
単に老けてエネルギーがなくなっただけかもしれない。
この想いが現実に興醒めしてしまわないうちに、標流郵便局あてにハガキを書いて、漂わせてしまうのもいいかもなあってこのごろ思う。