息子たちは放っておくと昼ごはんに(コンビニの)カップ麺ぐらいしか食べないので、仕方ないから相変わらずお弁当を持たせている。バラエティに富んだ学食があるはずだが時間とお金がもったいないらしい。ふむふむ、わからなくはない。
二段重ねのお弁当箱はかさばるから、最近はもっぱら「おにぎり弁当」と決まっている。おにぎりとおかずが数種。お茶はマイボトルで。経済的かつ栄養面もすぐれていると信じている。寒くなるまではとりあえずこれで行ってもらおううと思う。
大学生はそれでいいとして、夫があまあまなので長男の分も用意することになる。
今日は昨夜食べなかった夕食のおかずを冷蔵庫に入れておいて、それとおにぎりを置いてきた。
(手羽元と大根の煮込みが美味しく出来たのだった)
メモを書いておくようにと夫に言われたので、食卓の上にメモを書いておいたのだが、冷蔵庫を開けるとおかずにもメモが付けてあったのでびっくりした。
「シュールやなあ」と唸る次男とこっそり笑った。
二十歳をとっくに過ぎてなお、このようなことでは、
いくつになっても「ぬくぬく温室」からは出られないんじゃなかろうかと、少しは心配にもなるってもんだ。
長男は頼りになるところも確かにあるが、このままではいけないとも思うし、複雑な気持ち。子離れできていない夫にも責任の一端はあるとおもうのだが、あまり言うと家庭内の平和を乱すことになるから言えないんだなあ。