このごろは本業があまりにも不景気で、その上、内職依頼もとんと来ないので干上がっている。今月は学費の支払いもあるっていうのにどうするよ。
当人たちはバイトもしているし余裕で払えるはずだと思っているが、実は…そうじゃない…。ここを乗り越えたら何とか…という峠が次々と目の前に迫ってくる。
いつかその峠も力不足で乗り越えられなくなるんじゃないかという不安が、いつもつきまとう。
休日のみのバイトでもするべきかとか思うけど、そんな都合のいい話はないんだろうな。力仕事ではなくてオバサンでもよくて、短時間で稼げる仕事。
日曜日に新聞の折り込みで入る求人広告には、同じ会社がたびたび掲載されている。ああいうのはブラックなんだろうか。募集をかけても応募がないか、すぐに辞めていくか。内容を見れば事務職だというのに時給もとてもいい。事務であんなにもらえるんなら、私も行きたいぐらい(^^;)
きっと何かあるんだろうなと思って、会社名をググってみたら転職なんとかっていうサイトがみつかった。そして、そこにはひどい書き込みが並べられていたのだった。
退職した人(クビになったか?)よっぽど腹が立ったんだろうな。書かずにはいられないほど。
あんな書き込みって会社側からは削除できないのかな?経営者気づいていないとか?
あれでは、きっとだれも応募しないだろうに。
イメージとしては伝統あるいい会社なんだけどな。儲かっていそうやし。残念だな。
「雇ってやってるんだからありがたく思え」とか「誰のおかげで生活できてる?」っていう体質の会社がある。私も昔、ろくでもない経営者に雇ってもらったことあるけど、ああいう会社って結局は成長もできないし、消滅していく運命なんだよね。
「リッチになったねえ」なんて社長にいやみ言われて、「おかげさまで」と言ってやった。どこがリッチか?って思う。お金あるのに出し惜しみして、決まった給料日にちゃんと払わないような会社だったし。ああいうのこそ今ではブラックって呼ぶんだろう。
まあ、資産のある経営者はそれぐらい屁でもないんだろうけど。
会社が傾いてもなぜか金持ちはいつまでも金持ちだったりするし。どうなってるのかねえ。わたしのまわりだけでも格差はどんどんひろがっている。
図書館千人待ちの本が、1年経ってようやく廻って来てこのたび読み終えた。
東野圭吾はさすが引き出しが多いねえ。なかなか読みごたえあってよかった。
どんな人の人生もなぜか作り物っぽくないのがいい。
錆びたシャッターの郵便口といえばうちの店にもあるよ。牛乳箱はさすがにないけど。
シャッターから手紙が入る音が私にも聞えるような気がした。