あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

兄弟って。

今週のお題「姉妹・兄弟」

 

わたしには弟が二人いる。しかも年子であるから学年が続いている。

年が近いというのは、親の大変さを計算に入れなければけっこういいもので、遊び相手にはいつも不自由はしなかった。今と違って昔は子どもも多かったわけで、小さいころから団結力も強く町内の子どもたちを従えていた。そして毎日のように、近くの道路や路地で日が暮れるまで、遊び呆けたものだ。豆腐屋さんのラッパが響いて、カラスが「カアカア」鳴くような昭和の音風景がなつかしい。

 

子どもの頃は比較的仲のいい兄弟だったから、これからもずっと仲良くしてくれるものと親は思っていたかもしれないけれど、それは甘い幻だった。それぞれが家庭を持つ頃には、どうしたって自分たちの暮らしを第一に考えるようになる。ついつい「嫁が悪い」とか言われるけど、配偶者だけが悪いわけではない。「了見の狭さ」とかが問題だ。それに、みんなが納得できるように解決するというのが難しい問題も確かにおこってくる。

「骨肉の争い」や「他人の始まり」という言葉にあるように、血が繋がっているほど醜い争いにも発展しやすい。親はそんなことを望んでいないにもかかわらず。わたしも決してそんなのは望んでいない。

 

息子が録画している『有頂天家族』を一人でこっそりと観るのが、最近の楽しみの一つなんだけど、胸にグッとくるものがある。あのタヌキの兄弟はなかなか見どころがあると思う。父と叔父が仇同士であったり、いとこに惹かれたり、ふしぎなつながりもまた人間模様の綾かもしれない。タヌキなんだけど。

 

タヌキではないが、うちの下の弟が「おじいちゃん」になった。きのう孫が生まれたらしい。孫第一号だ。

いくつになっても優柔不断でムニャムニャ言ってる弟が、おじいちゃんだって。笑っちゃうね、とおもった。 

でも、何はともあれ、めでたしめでたし。がんばれおじいちゃん。