あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

母に本当のことを言えなかった

海外ドラマ『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』観たい!
今だから言える「嘘をついてしまったエピソード」を教えてください

嘘をついてしまったこと、考えていました。
ささいな嘘、嘘も方便的な嘘、その場凌ぎの嘘など
きっと色々な嘘を今までついてきたと思います。
でも、今となってはどんな嘘があったかそれほど思い出せないのです。
(罪深いのかな? もしかしたら、人の心を傷つけたりしたかもしれない…)

心に残っているといえば
母が闘病していた頃のことです。末期の癌でそれでも母はあきらめずに
前向きに頑張っていました。
本当は「絶望的であること」を医師からは聞いていましたが
そんな顔はできません。
入退院を繰り返し、結局最後の入院になってしまった時、
「あとどれくらいって先生言うたはった?」と母が聞きました。
私はとっさに
「何言うてんの?、またちょっと入院して点滴したら帰れるわ」
と答えましたが、この気休めの言葉を本当に母は信じたでしょうか?
あの時はもしかしたら、自分でも死期を悟っていたようにも思えます。
闘病中はいつも小さな嘘の積み重ねばっかりしていたかもしれません。
でもどうしても本当のことは言えませんでした。

もし自分がその立場にたったら、
嘘でもやっぱり心穏やかになれるのでしょうか?
それとも、「本当のことを言って」と懇願するのでしょうか?
大きな課題だと思っています。