ささやかながらも客商売をしていると、お客さんとの会話は欠かせません。
スーパーとか大型店と違ってこのコミュニケーションは個人商店の一つの強みにもなります。
なかには物を買い求める目的以上に「しゃべりに来るお客さん」もけっこう多いのです。
手押し車を押したお年寄りもたくさんこられます。
「誰か聞いてちょうだい話」をたくさん持ってこられます。
難しいのはこちらからの話題選びです。
お天気の話からはじまり、地域の行事の話などが無難なところです。
よく知っている方ならどんな趣味があるかもわかるので楽ですが
あまりよく存じない方とは何を話していいかわかりません。
それに中にはしゃべりたくないというタイプの方もおられます。
相手に合わせて会話をする、商売人の醍醐味でもあり（たまには）めんどくさいことでもあります。
八方美人は職業病とでもいえるでしょう。
会話といえば、行きつけの美容院でちょっと気の重いことがあります。
いつも必ず同じ話をされることです。耳タコ…。
「その話、前にも聞きました」とも言えず、「そうなんですかぁ」っていつも言っている。
それもどうでもいいような他人の話で、ここだけの話ですが最悪…です。（言ってしまった）
「人の振り見て我が振り直せ」といいます。
私は気をつけようとおもっています。
読了
夢枕獏のエッセイ集
格闘技にはあまり興味がなかったので、まあまあです。
