京都の夏といえば「祇園祭」と「大文字送り火」
あちこちで「コンチキチン」の祇園囃子が聞こえる。祇園囃子にはひとそれぞれの想い出があり、
何年経ってもフラッシュパックのようにいくつかの風景がよみがえる。
高校の時、女友だち数人連れだって繰り出した宵山(宵々山だったか)。
河原町通を下がって来て、四条河原町で人混みにまぎれて、すぐはぐれてしまった。幸いもう1人の子といっしょだったから
結局2人で見物。あの時は夕立も降り出して、浴衣も何もあったもんじゃなかったっけ?
それから京都では「宵山初デート」がけっこうトレンドだったりして(今は昔?)
誘い誘われて、若き日の記憶に残っている人も多いと思う。あんな人混みでも誰かに見付けられてしまうというおまけつき。
翌日には学校あるいは職場の噂になっていたりする。うれしはずかし……
四条烏丸のバス停でどしゃ降りの雨のなか、彼が来るのを待ったこともあったし。
「ほんまに来てくれはるのやろか?」あの時も祇園囃子はにぎやかにきこえてた。すぐ前に函谷鉾があるから。
今年もひとそれぞれにいい想い出ができるといいね。
ついでに一言。森見登美彦さんの『宵山万華鏡』は雰囲気がよく出てて大好きです。
- 作者: 森見登美彦
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- 発売日: 2009/07/03
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