旧暦の七夕(ことしは8月9日)。このころに「京の七夕」が恒例になった。
今年の堀川会場は二条城前に集結されている。あっちこっちに点在させるよりもこの方が集客の効果は上がる。二条城の夜間拝観にも足を運んでもらいたい。というのが狙いだろうと思われる。
まあそれにしても観光客が多いわ。このクソ暑いさなかでも。
このイベントが始まったのはいつのことだったか。
わたしが「はてな」に参加しはじめた頃と一致する。
想いが届かない。いい歳して気持ちを持て余してたころ。
何年か経って状況はまったく変わりないのだけど、これは願いが叶っていないのではないということに気づく。
何年経ってもこうしていつもの場所にあのひとはいるわけで、わたしもこうしていつもの場所で仕事をしていられる。存在が続きますようにというのは、ひとつの願いでもあった。
声も聞けるし顔も見られる。たとえガラスの向こうであっても電話の向こうであっても…。
そんな独り言のようなことは置いておいて。
昨夜はちょっと様子を見に行ってみた。まさかあんなに人が多いとは思わなかった。
二条城はいつでも行けるから、それに拝観料必要だから(^_^;) スルーする。
人けのない橋の上でさえ止まっていたら警備員に注意される。で、一瞬のうちに写真撮る。
写真くらい撮らせてくれたっていいやん。
この行事に風流を求めるわたしが間違っているのかもしれない。
お盆が近い。
ろーじの中をお坊さんが歩く。(ろーじにはお坊さんがよく似合う)
誰も居ない2階から音がする。ミシ、ミシ…パン、パン。
誰ぞ帰ってこられたか。聞こえたのはわたしだけではなかった。
夫が首を捻りながら階段を上がっていく。
この家は長屋だからね、そんなこともあるんだよ。
最近は幻想文学とか幻妖文学ってホラーっぽいのを読んでいるから、ちょっとやそっとじゃ驚かない。
夏はホラーにかぎる。でも映像は無理。グロいのは見られない。
文字から伝わるホラーが好き。