いつまでたっても寒いのには変わりないが、こうして籠もってばかりいると病みそうなので今日は外に出ようと思った。確定申告も提出できたことだし、雛人形も早々片付けたし、借りていた本も読んだ。(嫁に行く娘もいないから、雛人形はゆっくりでもよかったけど)
このごろ気分転換がうまくいかない。日々の暮らしに煮詰まっている感がある。
それに何よりもかなり金欠が進んでいる。
苦しいときでも、以前は「なんとかこの暮らしが維持できますように」と祈ったものだが、最近はそうでもなくて「この暮らしから脱却できますように」とこっそり思う。いまの暮らしじゃ破綻はそう遠くない…気もする。
図書館で『文藝春秋』を読んだ。芥川賞『穴』が全文掲載されていた。
最近は私の頭が堅いのか、受賞作品もあんまり良さがわからないことが多い。すべてを読んでいるわけではないけど。なのであんまり期待するわけでもなく読み始めたが、途中から妙な世界に引き込まれた。どうなるどうなる…と思って読んでて、ふと時計を見ると帰らなくちゃならない時刻をとっくに過ぎていたから、あわてて書架に本を返して帰ってきた。ああ続きが気になるわ。
宝ヶ池は瞑想にむいているかも。
寒いからかな、あんまり人も多くない。