あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

確執

あーよかった。『小暮写眞館』期限内に読めた。

眠くなるような本だったら途中で放棄したかもしれないけど、なかなか楽しかったから読めた。後半のほうがおもしろかった。最後うまくまとめた感はあったが、こんなに長い話だったらそれも仕方ないのかも、とも思う。

現実では、長い年月をかけた確執はちょっとやそっとじゃ解消しない。とくに親戚間での色々は、他人同士よりもさらにこじれることが多い。そしてお金が絡むとそれはそれは醜い争いになる。自分はまともなことを言っていても、下手すれば人格まで否定されかねない。「それはもう…考えられないような人がいるものよ」ってよく耳にする話。

「あの時は悪かったわね」「いいえ、こちらこそごめんなさい」で解決するなら苦労はいらない。たとえ特別〔根に持つタイプ〕の人でなくても、そういうことはずるずると引きずってしまうことが多い。

 

さて、

今日は近くに救急車や消防車の四角いの(レスキュー隊?)が来た。一人暮しのお年寄りが要請したようで、窓を壊してぞろぞろとレスキューの人が入ったときは「もしや、もうダメなのか?」と心配したが、心配はご無用だった。

動けなくて布団からも出られなくて呼んだものの、どうやら搬送を拒否しているらしい。

「病院には行きまへん。いやどす。もう帰っておくれやす。」って言ったかどうかしらないが…。そのようなかんじ。

「起き上がることもできないのに、このままじゃだめでしょ?病院行きましょ。」

と押し問答があったようだ。まったく気の毒なこと、というか迷惑なことだ。

じゃあ、なんで救急車呼んだの? 

30分以上は経っただろう。あとはよろしくお願いしますと隣の住人に言いのこして、救急車とレスキュー車(っていうの?)は帰って行った。

その方は見たところ痴呆の症状もないし、たぶん経済的にも困ってるようには見えない。どちらかというと昔から自我が強すぎる。もしや娘へのアピールか?

60近い一人っ娘は寄り付くこともなく、今日も「ヘルパーさんに電話しておいたから」で終わりらしい。何やってんのや?まったく。親子揃って意地の張り合いか?

 

じいさんも入院しているというのに、わたしはその娘をひと目だって見たことはない。それぞれに事情があるにしても、今日のようなお騒がせはやめていただきたい。