よく眠れるようになった。気がつけば外が明るい。
これは涼しくなったからか、息子が帰ってきたからなのか、両方ともか。
どちらにしてもありがたいことではある。その割に昼間も眠いのはちょっと問題だが。
一人旅をしていて話し相手がなかった息子は帰ってきてから、よくしゃべるしゃべる。
存在感を精一杯アピールしている。だいじょうぶ、アピールしなくても充分みんな感じている。わが家において5分の1の貴重な存在。
北はよかったらしい、だんだんと下がってきて西に来るとヤンキーが出現して夜もこわくなったという。それと言葉が変わってくるのもまたおもしろかったという。
山形でサクランボを買おうとしたけど、おばちゃんの言葉がほとんど理解できなかったらしい。日本は広いのを実感できたことは有意義なことだ。
って、こういうわたしは東北も北海道も行ったことがない(^^;)
夜になると虫の声がきこえて秋の気配が濃くなった。
「あれがあなたの好きな場所♪」というオフコースの『秋の気配』がラジオから流れてくる。あの歌を聞くと心変わりした遠い秋の日のことが思い出される。
決して未練があるわけじゃないけれど、このごろチクチクと胸が痛むのだ。
彼ともう一度話をしてみたい。きまぐれな勝手虫が心の中で鳴いている。