きのうも息子たちと話したが
この時期、どうやら病んでいる人が多いようだ。
目的を見失って、学校をやめた人。
今までの友人とのつきあいを切った人。
今の生活に満足できず、毎日悶々としている人。
出口の見えない不安に駆られている人。
こんなどんよりとした空の下では、テンションも下がるというもの。
仕方ないといえば仕方ない。
希望に胸をふくらませて、新しい世界に足を踏み入れたものの
そこには退屈な毎日が待っていただけだった。
心を許せる友もいない。まわりとは打ち解けることが出来ない。
思えば、自分も18ぐらいのときは、病んでたかもしれない。
(この歳になってもよく滅入るが。)
でもそんなとき、ジタバタするとよけいに身体が沈む。
しんどいのは自分だけじゃない。
へらへら笑っている人も一人になると泣いているかもしれない。
病む自分をどういうふうになだめていくか、
病み期をどう乗り切るか、それは自分にしか分からない。
でもいつか何かのきっかけで、ふと元気になることもある。
その元気も最初はカラ元気だとしても、
すこし笑ってみることで、ちょっとずつ元気も蓄積される。
病むことはわるいことじゃない。
みんなそうして大人になっていくんだから。