昨日も例によってヒマだったので、
その上お天気もなかなか良かったし、徒歩圏内の記事でも書こうかと
出かけました。
二条城北大手門(ここは出入りできません)
『鵺[ぬえ]の鳴く夜は恐ろしい』
これは映画のキャッチコピーですが、それとは別に京都には、
鵺退治の伝説が残っています。
時は平安時代の終わりごろ、都では夜な夜な不気味な鳥の鳴き声が響きわたり
不吉なことがおこる予兆だと天皇を怯えさせたそうです。
弓の達人であった源頼政が命を受けて、それを退治したというお話。
鵺というのは頭は猿、胴体は狸、尾は蛇、手足は虎という怪鳥だったそうな。
そして血のついた鏃を洗ったのがこの池。
(この池、改修前はもっと陰気な水たまりでしたが、すっかりあか抜けて…)
この辺りは都の中心部にあたる地域でした。
埋蔵文化財の調査に依りますと……詳しいことは略します。
この池がある公園は、最近整備されてとても広くてきれいにはなりましたが
小さい頃に遊んだ面影は、なくなってしまいました。
なかでも、かなりの高さのある石のすべり台が目玉だったのですが、それも
取り払われました。あまりにも高いので、まあ危険といえば危険です。
アスレチック的なものもなくなりました。
最近公園ではいろんな遊具が撤去されていく傾向にあります。
事故防止の観点から仕方がないながらも、少し物足りないことでもあります。
二条城の西側の通りには中学や高校が並んでいます。
かつて私が通った学校でもあります。
中学校の音楽室の窓から二条城の石垣と緑が見えたのを覚えています。
ロケーションに恵まれたいい学校ですが、聞くところによると生徒数が
激減しているようで、これまたさみしい思いがします。
二条城もうしろの道はひっそりとしています。
堀を見たのは何十年ぶりでしょう。
ほんとに久しぶりでした。
今、京都は修学旅行生がいっぱいです。
セーラー服や詰め襟の制服姿もよく目にします。
この旅行がいい想い出になればいいなと思います。
そういえば
「市バスは降りる前に[次降りますボタン]を押さんとあかんって」
と息子が言ってました。「見ていてドキドキするわ…」らしいです。