母の命日。いつもより少し感謝の気持ちを持って過ごそう。
私は母に似ている。顔、声、体質など。
性格は多分あまり似ていない。
(そう思いたいだけで本当は性格も似ているかもしれない)
前にも書いたけど、いい子でいたのに母は弟をとくに大事にした。
「家長制度」のなごりってこともあるだろう。
長男は特別扱いされた。みんなにかわいがられて大切にされる。
残念ながら見た目も、私よりずっと可愛かったから余計に…。
幼いながらも嫉妬をしていたんだと思う。
気持ちの底でこの思いはずっと続いていた。
それだけが原因かどうかわからないが、母とはどこか打ち解けない気がした。
世の中には姉妹のようなべったりな母娘が多いらしいけど、私には考えられない。
幼い頃の母と子の関係は、ずっと大人になっても尾をひく。
兄弟関係や自分が母になったときの子どもとの関係にまで。
虐待の連鎖も無関係じゃないと思っている。
もちろん、反面教師となってよき母親になれる人もいる。
打ち解けられないのは、愛された記憶が足りないのかもしれない。
愛しているつもりでも子どもには伝わらないことも多い。
お金やモノを与えることでは伝わらない。
ちょっとしたスキンシップが威力を発揮することもある。
この年になっても思う。
小さい頃には「母親の膝に乗りたかったなぁ」とか「ギュッと抱きしめてほしかったなぁ」とか……