「待てば海路の日和あり」
そんな言葉がふと浮ぶ。
わたしは待つことは嫌いじゃない。けっこう我慢強く待てるほうだ。
だんだんみんなが待つことを忘れてきているこのごろ。
何もかもに加速がついてしまった。
手紙の時代は待つことが当たり前だったのに、
メールになってからは即答即決を無理強いするようになった気がする。
返事を待つ、来訪を待つ、たまにはそんな気持ちの余裕も必要だと思う。
余裕といいながら、実際は待っている間、気持ちが揺れ動いて
あきらめや期待が入り乱れる。
しんどいが、それで自分の気持ちに向き合うことができる。
他の方が「通い婚」のことを書かれていたのを読んで
「待つこと」についてちょっと考えてみた。