あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

心に残る卒業の日

今週のお題「卒業」

人並みに何度か卒業式を経験したが、一番心に残っているのは中学校の卒業式だ。
小学校は幼すぎ、高校はクールすぎ。
中学生の頃が一番喜怒哀楽に満ちていた。
思春期だから…。自分にも思春期があったんだと再確認する。

人前で泣くことなんて絶対にあり得ない性格だったが
中学の卒業式の日には、こらえきれず泣いてしまった。
「鬼の目にも涙だ」と思われたに違いない。
学校が楽しかったので卒業するのはイヤだった。
何人かの友だちとも別れなくてはならない。
何よりも悲しいと思ったのは、あの頃、ぞっこんの先生がいて
その先生と会えなくなるのが一番辛かった。
森昌子の歌みたいだ)
蛍の光が歌えない、涙でつまって歌えない。
(これも森昌子か?)

その先生と一緒にみんなで写真を撮って
職員室の前の暗い廊下で、お別れを言った。
右手を出したら温かい手で握手をして下さった。
今でもよく覚えている。
涙なくしてこの日を過ごすことができようかというものだ。

進学した高校は、中学の隣だったので登下校時など時々その先生とお会いした。
でもなぜか私の情熱は少しずつクールダウンしていったのだった。

これは初恋の思い出ともリンクする。
私にとっては大切な記憶だ。