あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

うちにサンタは来なかった

今週のお題「サンタクロース」
子どもの頃、お隣のうちにはサンタクロースがくるらしいのに
なぜうちにはサンタが来ないのか、ちょっと疑問に思っていた。
だが、こういうことは年末で忙しそうにしている両親に聞いてはいけないような
雰囲気がただよっていた。
また、ねだってもいけないような暗黙の了解が…。
幼い頃のわたしはとてもいい子で(自分で言うか?)
親を困らすことはしなかった。(たぶんだが…)
お姉ちゃんはいつもしっかりしていたのだ。(と自分では思っていた)

来ないサンタに関しては、
今にして思えば、夢がなかったのか、それとも仏教徒だったからか、
はたまた、年末のドサクサに紛れて忘れたふりをしていたのか、
真意のほどはわからないが、たぶんそんなところだろう。

サンタクロースが子どもたちの心をわくわくさせるものだと
わかったのは、子どもが幼稚園の時のクリスマス会にはじまる。
クリスマスの時期には(冬休みに入る前だから実際は12月中頃だったのかな)
ゆうぎ室を飾りつけてクリスマス会がひらかれる。
(この際、宗教は関係ない。もっとも公立幼稚園だったが)
カーテンを引いて暗くして、キャンドル持って歌い、サンタさん登場。
一人一人サンタさんからプレゼントが渡される。
(実際参加したわけじゃない。写真を見れば…)
子どもたちの目が輝いている。

ゆうぎ室が盛り上がっている時、
園庭に線を引いている先生がいるらしい。
スコップか何かで二本の平行線が引かれる。
もちろんサンタさんの乗ってきたソリの跡だ。
それをみた子どもたちは
「あー、ほんとにサンタさんが来たんやー」と感激する、という演出だ。

母「サンタさんって、どんな人やった?」
こども「ヒゲが多すぎて顔が分からんかった」
母「誰かのお父さんと違うの?」
こども「ちがうやろー。サンタさん、日本語じゃなかったし…」

夢を破るようなことは、いわないで下さい、お母さん。

あれから月日はずいぶんと経ちました。