あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

国民文化祭2011

今、京都では国文祭なるものが開催されている。
この祭典について、よく知らなかったのだが毎年各都道府県が回り持ちで
開催されているようで今回は京都が当番ということらしい。
国体の文化版ということかな。詳しくは公式サイトでよくわかるのだろうが
京都人なら少しは知っておく必要があるかも知れない。

ところで今日は着物のはなしを書こうと思って…。
京都は着物が似合う。私も着物は好きだし着て見たいとも思う。
若い頃、茶道を習っていたのでお茶会には必須であるために
着付教室にも半年間通った。なので一応は自分で着物が着られる(はずだ)。
そしてまた、母は何枚も着物を仕立ててくれた。(感謝の気持ちは忘れずにいたい)
なのになのに、たんすの肥やしとなってしまっている。あぁもったいないことだ…。
わかってはいる。わかってはいるけれど、着物を着て何処へ行く?
市民茶会?美術館?敷居が高くて、なかなか身近なところはないのだ。
ジャージにスニーカーで賀茂川をぶらついているような私にはムリだ。
着物は素敵だけれど何事においてもたいそうで、頭の先から足の先までセットアップを
考えるだけで疲れてしまう。
これがいけないのだろう。京都人すら着物から遠ざかっている。

昨今、京都だけではないかもしれないが「イトヘン」産業が不振であるそうな。
呉服などの地場産業はとくに厳しい状況が続いている。(前にも書いたか?)
今回の国文祭にも見られるように、まゆまろ(繭のかたちであってけっして卵ではない)がPR隊長になって
和の文化の見直しを呼びかけているが、着物の大いなる飛躍はのぞめそうにない。
時代の流れながらもさびしいことであると思う。