あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

赤チンが好きな訳

花梨さんの記事を読んで
http://d.hatena.ne.jp/hate7510/20120605/1338863985

小学校のとき保健室へ行ったら養護のやさしい先生が
いつも傷に赤チンを塗ってくれた。
ケガは膝の場合が一番多く、その次は肘だったか。

ノスタルジーと共に甦る。保健室、そして赤チン。
その魔法のような赤チンだが、いつしか何らかの理由で見かけなくなった。
水銀が入っていて身体に悪いからとか、そんな本当かウソかわからぬ話を聞いたような気がする。
乾くと緑がかった銀色にキラキラ光るから、その話もまんざらウソじゃないと思った。

赤チンはなくなっても、一向にかまわない私なのだが
それが実は秘かに困ることがある。
ここだけの話(ばっかりだが…) 赤チン信奉者がうちには居るのだ。
消毒薬は赤チン以外は認めない。
「ドラッグストアで買って来て」と言われた。
「そんなの今じゃ売っていないよ−」と言っても信じてもらえない。
仕方なしに恥を忍んで買いに行ったことがある。数年前のことだけど。
まさかと思ったが、ちゃんと売っていた。マーキュロクロム液。
今でもあるんや……。
おかげで「無かったので買えなかった」とは言えなくなった。

思うに、赤チンはきっと遠い記憶とともに、夫の心の琴線に触れるのだろう。
赤い色がまちがいなく傷もやっつけてくれるという、心強い味方のようで。

夫は、今でもケガをした時は赤チンを塗っている。
(子どもじゃないので、擦り傷なんてめったとないが…はずかしい…)
一方、私はいくら傷をつくったとしても、丁重にお断わりする。
息子たちも丁重に断っている。私以上に丁重に…。
だってあの赤さは、まちがいなくみんなの注目を浴びる。
知らない人が見たら、「やばいで、血だらけやん」てなことになる。

また今日も、こんなこと書いて…
まずかったかな?