昨夜の満月もきれいでした。
帰りみち、車から見た比叡山のすぐ上にのぼった大きな月。
「あぁ今日は満月やったな」ということを思い出しました。
あの絵はいやされます。
隈無く照らされる月の光で屋根瓦も輝く夜でした。
「お母さん、季節に敏感やな、このごろ」と息子が言います。
何が言いたいのか、わかります。
「年取ったって言いたいんやろ?」
というと
「そうや。ようわかったな」
案の定…。
「悪かったな。日本人ならいつも季節を感じながら暮らしていかんとあかん。」
と言っておきました。
息子の毒舌は私似かもしれません。
行く水に数書くよりもはかなきは
思わぬ人を思ふなりけり 『古今和歌集』より
こんな歌を思うこのごろです。秋ですねぇ…(ちょっと格好つけすぎましたか?)