あれこれ雑記帳

見たことや感じたことをとりとめもなくその日の気分で書きます。

海鼠の解体

「帰ったらナマコをつぶしておいてくれる?」
と夫に言われた。
冷蔵庫に2日程前から入っている赤ナマコだ。
そろそろ食さねばとは思っていたが、どうもナマコの調理は好きじゃない。
今は、指がしもやけでダメなのでとくに嫌なのに…。
それでも仕方なしに、まな板にのせて切り開く。
このワタが珍味だというが、こんなグロいものを最初に食べた人の勇気に感服する。
ワタは捨てて本体を薄く切る。
ポン酢ともみじおろしであえて食べるとおいしい。
おいしいというよりも、お酒のアテにちょうどいい。
ごはんのおかずには向かない。
あの歯応えが好きな人にはたまらないのだろう。
夫はかなり好きらしい。(けっこう高いんだけど)
最近でこそ私も食べられるようになったが、若い頃は嫌いだった。
「これのどこがおいしいの?」と何度も聞いた。
ゴム長を食っているとしか思えなかった。
思えば不思議なものだ。
子どもの頃や若い頃には食べられなかったものでも、年をとれば食べられるようになるものがある。
嫌いだったものが好きになることもある。
(ナマコは今でも好きとまではいえないが)

写真を撮ろうかと思ったが、どう考えてもきれいな絵になりそうにないので
やめにした。