最近、情熱に欠けるようになったのか
それとも、意外と先があまり長くないのか(まさか…)
静かな暮らしに憧れるようになった。
土とは無縁の街中に育った私は
狭い空を見上げることもなく、ましてや季節ごとに変わる山の色
に気づくこともない中で、人の顔色ばかりを見てきた。
私のかねてからの希望で、街中からすこし離れたところに
住むようになって20年少しなる。
今ではどんどん開けてきたので、風景も変わったけど
近くに川や山があり、畑や田んぼが散在している。
ただ、現実は仮り暮らしのような身なので
先日も、夫がいずれ実家で暮らすことを提案した。
夫の実家は市内のど真ん中で、便利は便利だが
正直なところ、今の暮らしを諦めることは私にはできない。
お金には換えられないものがある。
といってもお金が続かなければどうにもならない訳だけど。
(だから否定することもままならない)
好きな人と「晴耕雨読」の暮らしをする。
そんな夢物語みたいなことが、このごろは私の心を捉えている。
いいなぁと思う。
でも、その好きな人は夫じゃなかったりするから、
またしても浮き世離れした、妄想でしかない……ということ。
それにしても、憧れるなぁ。