今年の七夕はめずらしく雨が降らなかった。
牽牛、織姫ご両人におかれましては、さぞや佳き逢瀬をお過ごしになられたことと。
最近は新暦よりも旧暦の七夕に行事を催すところも増えて、なんとなく8月のほうがしっくりくるような気もしてきてる。
軒に笹飾りをあまり見なくなったな。時代の変化かな。確かにゴミのもとになるのはわかるけど夢がないよね。叶わない夢でも堂々と短冊に書けるというのは子どもらしくっていいのに。ハートの面ではいろんなことがドライになっているこのごろ。
まあ、わたしも子どもの頃はぜんぜん子どもらしくなくて可愛げなかったよ。
今でも可愛げないとよくわかってるけど。
5月の連休にポットを買ってきて鉢に植えた朝顔。朝顔と夕顔がコンビで一つのポットになっていたやつ。「一日中楽しめます」っていう売りだった。
朝顔は先月から次々と花を開かせているものの、夕顔のほうが一向に蕾をつけなかった。それがやっとこさ、一つの大きな蕾をつけて、なんと昨日の夕方に開花した。
白くて大きな花。暗くなってもずっと開いてた。
すごいすごい!とひとりよろこぶ。やったよ、七夕!
物干しで朝顔植えるとか、もう年寄りかもしれん。
でもけっこう楽しい。このあいだも死にかけてたミリオンベルが復活したから大喜び。
年寄りでもなんでもいいよ。この際。
オットとふたり暮らしてたって、それはもう味気ないもの。
わたしはわたし…って諦めることが大事なんやって。
老朽化した物干しはお洒落でもなんでもないけど、朝顔は次々と咲きそうな気配である。(縁ぼかし過ぎたか?)